池上駅前城南歯科

予防歯科の真実!歯を守るために今日からできる5つの習慣

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「予防歯科の真実!歯を守るために今日からできる5つの習慣」についてお話をしていきます。

目次

  1. まえおき:なぜ今、予防歯科が注目されているのか
  2. 予防歯科の本当の意味を知ろう
  3. 習慣① 正しいブラッシングを「時間」と「順番」で意識する
  4. 習慣② 食事の取り方でむし歯を減らす
  5. 習慣③ 定期検診で“未然に防ぐ”意識を持つ
  6. 習慣④ 唾液の力を最大限に活かす
  7. 習慣⑤ ストレスと睡眠を整え、口内環境を守る
  8. まとめ

まえおき:なぜ今、予防歯科が注目されているのか

かつて「歯医者は痛くなってから行く場所」という考え方が一般的でした。しかし今、医療の中心は「治す」から「守る」へと変化しています。歯を失ってから後悔する人が多い中、健康なうちから口の中を整えることが、生涯にわたり自分の歯で食べ続けるための鍵となるのです。
予防歯科とは、歯を削る治療を減らし、将来の医療費や生活の質を守るための“最も賢い投資”といえるでしょう。

予防歯科の本当の意味を知ろう

予防歯科というと「定期的に歯の掃除をすること」と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。予防歯科の目的は、むし歯や歯周病を発症させないこと、あるいは再発を防ぐことにあります。
そのためには、歯科医院でのプロケアと自宅でのセルフケアを両輪で行うことが不可欠です。どちらか一方に偏ると、効果は半減します。特に歯周病のような慢性疾患は、日々の積み重ねが結果を左右します。毎日の行動が未来の口の健康をつくると意識することが、予防歯科の第一歩です。

習慣① 正しいブラッシングを「時間」と「順番」で意識する

多くの方が「歯を磨いている」つもりでも、実際には磨き残しが多く、細菌の温床が残っています。予防歯科の基本は、正しいブラッシングにあります。
特に大切なのは、「磨く時間」と「順番」を意識することです。理想は1回3分以上、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに動かします。前歯だけでなく、奥歯の内側や歯と歯の間も丁寧に。
また、歯みがきのタイミングも重要です。寝る前のブラッシングは、1日の中で最も丁寧に行うべき時間です。寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすいためです。

習慣② 食事の取り方でむし歯を減らす

食事や間食の取り方も、むし歯予防に直結します。むし歯は、口の中が酸性に傾く時間が長いほど発生しやすくなります。甘い物を食べること自体が悪いのではなく、「ダラダラ食べ」が問題なのです。
例えば、1日3回の食事に間食を1回程度に抑えることで、口腔内が中性に戻る時間を確保できます。また、食後に水を飲む、ガムを噛んで唾液を出すなど、簡単な工夫でもリスクを減らせます。
近年では、砂糖を使わないキシリトール入りガムや、食後のpHを上げる食品も市販されています。食生活を整えることは、予防歯科の基礎の一つです。

習慣③ 定期検診で“未然に防ぐ”意識を持つ

予防歯科で最も効果的なのが、定期的な歯科検診です。歯科医院では、普段のブラッシングでは取れない歯石やバイオフィルムを専門的に除去します。これを「プロフェッショナルケア」と呼びます。
3か月〜6か月に一度の検診を受けることで、初期のむし歯や歯周病を早期に発見でき、最小限の処置で済むことがほとんどです。また、ブラッシング指導や生活習慣の見直しを行うことで、再発防止にもつながります。
定期検診は「治療の延長」ではなく「予防の一部」と考え、気軽に通うことが大切です。

習慣④ 唾液の力を最大限に活かす

唾液は天然の“歯の守り手”です。口の中を洗い流すだけでなく、酸を中和し、歯の再石灰化を助ける働きを持っています。
しかし、加齢やストレス、薬の副作用などで唾液の分泌が減ると、むし歯や口臭が発生しやすくなります。そのため、唾液を増やす工夫も重要です。よく噛む食事を心がける、こまめに水分をとる、舌を動かすトレーニングをするなど、日常的にできる対策があります。
特に高齢の方では、ドライマウス(口腔乾燥症)が進行すると歯周病の悪化にもつながるため、唾液腺マッサージや口腔体操を習慣化すると良いでしょう。

習慣⑤ ストレスと睡眠を整え、口内環境を守る

意外に思われるかもしれませんが、ストレスや睡眠不足も口内環境に大きく影響します。ストレスがかかると、免疫力が低下し、歯ぐきの炎症や口内炎が出やすくなります。また、歯ぎしりや食いしばりも増え、歯の摩耗や顎関節の不調につながることがあります。
質の良い睡眠とリラックス時間を確保することは、体だけでなく口の健康にも直結します。バランスの取れた生活習慣を整えることが、予防歯科の隠れた要となるのです。

まとめ

予防歯科は「治療を減らすための準備」ではなく、「健康を守るための生活習慣」です。正しいブラッシング、食生活の見直し、定期検診、唾液ケア、ストレス管理──この5つを実践することで、むし歯や歯周病を遠ざけることができます。
当院では、患者さま一人ひとりの生活リズムに合わせた予防プランをご提案し、長く自分の歯で食べられる未来をサポートしています。今ある歯を守ることこそ、将来の自分への最高のプレゼントです。

歯科医師 院長 矢端 恆秋
ご相談はこちらから → https://dental-apo.jp/net/1e7c8ae6/#select

歯周病治療の流れを徹底解説!初心者でも安心の治療ガイド

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「歯周病治療の流れを徹底解説!初心者でも安心の治療ガイド」についてお話をしていきます。

目次

  1. まえおき:歯周病は静かに進む病気
  2. 歯周病の基本を理解しよう
  3. 治療の第一歩は「正確な診断」から
  4. 歯石除去(スケーリング)で細菌をリセット
  5. 根本治療「SRP」で歯ぐきの奥まで清掃
  6. 重度の場合に行う外科的治療
  7. 治療後の「再発予防」が成功のカギ
  8. まとめ

まえおき:歯周病は静かに進む病気

歯周病は、虫歯のように痛みが出にくいまま進行する「沈黙の病気」です。気づいたときには歯ぐきの腫れや出血、口臭、さらには歯の揺れといった深刻な症状が現れることもあります。しかし早期に正しい治療を受ければ、歯を失うリスクを大幅に減らすことができます。今回は、初めて歯周病治療を受ける方でも不安なく理解できるよう、その流れをわかりやすくご説明します。

歯周病の基本を理解しよう

歯周病とは、歯と歯ぐきの間にたまった細菌が原因で、歯ぐきや歯を支える骨が炎症を起こす病気です。進行すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失ってしまうこともあります。
原因の多くは、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりです。これを放置すると、歯石として固まり、通常の歯みがきでは除去できなくなります。そのため、歯科医院での専門的なクリーニングが欠かせません。

治療の第一歩は「正確な診断」から

歯周病治療のスタートは、まず現状を正確に把握することです。歯ぐきの状態を確認するために、歯周ポケットと呼ばれる溝の深さを専用の器具で測定します。さらにレントゲン撮影を行い、骨の吸収状態を確認します。これらの検査結果をもとに、軽度・中等度・重度といった進行度を判断し、治療計画を立てます。
この段階では、患者さまご自身にも口腔内の写真やレントゲン画像を見ていただき、現状を共有することを大切にしています。理解してから治療に臨むことで、不安を減らし、意識的にケアに取り組めるようになります。

歯石除去(スケーリング)で細菌をリセット

軽度の歯周病であれば、歯の表面や歯ぐきの上に付着した歯石を除去する「スケーリング」で改善が期待できます。専用の超音波スケーラーを使用し、歯石を振動で取り除きながら、細菌の温床をリセットしていきます。
スケーリング後は歯ぐきが引き締まり、出血や腫れが軽減することが多く見られます。ただし、歯石の再付着を防ぐためには、正しいブラッシング方法の見直しと、定期的なメンテナンスが欠かせません。

根本治療「SRP」で歯ぐきの奥まで清掃

中等度以上の歯周病では、歯ぐきの下に入り込んだ歯石を取り除く「ルートプレーニング(SRP)」を行います。これは歯根の表面を滑らかに整え、細菌が再び付着しにくい環境をつくる治療です。
この処置は歯ぐきの中の深い部分に及ぶため、必要に応じて局所麻酔を行い、痛みを抑えながら丁寧に進めます。治療後には一時的な歯ぐきの違和感があるものの、炎症が落ち着くと引き締まった健康な歯ぐきに戻っていきます。

重度の場合に行う外科的治療

歯周ポケットが深く、SRPでは届かないほど歯石がこびりついている場合には、外科的治療(フラップ手術)を検討します。
これは歯ぐきを一時的に開き、目で確認しながら歯根の汚れや歯石を徹底的に除去する方法です。必要に応じて骨の再生療法を併用し、失われた骨の回復を促すこともあります。
手術と聞くと不安に感じる方も多いですが、麻酔を使用するため痛みは最小限に抑えられます。術後のケアをしっかり行うことで、歯の寿命を大きく延ばすことができます。

治療後の「再発予防」が成功のカギ

歯周病は、治療して終わりではありません。最大のポイントは「再発を防ぐ」ことです。
治療後の歯ぐきは、一見健康に見えても再び細菌が増えやすい状態にあります。そのため、3〜4か月に一度の定期検診で、プロによるクリーニング(PMTC)と歯ぐきのチェックを受けることが重要です。
また、日々のブラッシングも治療と同じくらい大切です。歯ブラシの角度や圧のかけ方、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方など、個々に合わせたセルフケア方法を習得していただくことで、長期的な健康を維持できます。

まとめ

歯周病治療は、段階を追って確実に進めていくことが大切です。初期段階であればスケーリングだけで改善が期待でき、中等度以上の場合でもSRPや外科的治療によって歯を守ることが可能です。そして何より重要なのは、治療後の定期的なメンテナンスと日々のセルフケアです。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立て、できる限り痛みを抑えながら丁寧に対応しています。歯ぐきの腫れや出血、口臭などが気になる方は、ぜひ早めにご相談ください。

科医師 院長 矢端 恆秋
ご相談はこちらから → https://dental-apo.jp/net/1e7c8ae6/#select

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