「痛くなったら行く」から「痛くならないために行く」へ
職場や市区町村での健康診断は年に1−2回実施されていますが、予防歯科とは、この健康診断のようなもの、いわゆる「メンテナンス」です。
年に数回を目安に、歯科医院で行います。虫歯や歯周病を治療した後は、その状態を維持するため、また早期発見、早期治療のために予防歯科として 定期受診をお勧めしています。
これには痛い治療もなく、歯石除去などで綺麗にもなるので、
あたかも美容室に通うような感覚です。
職場や市区町村での健康診断は年に1−2回実施されていますが、予防歯科とは、この健康診断のようなもの、いわゆる「メンテナンス」です。
年に数回を目安に、歯科医院で行います。虫歯や歯周病を治療した後は、その状態を維持するため、また早期発見、早期治療のために予防歯科として 定期受診をお勧めしています。
これには痛い治療もなく、歯石除去などで綺麗にもなるので、
あたかも美容室に通うような感覚です。
予防歯科の内容
1)レントゲン検査
まず、お口全体が確認できるレントゲンを撮影します。このレントゲンでは、あごの関節の形態や周囲の状況、上下の歯のおおまかな状況(虫歯の有無、歯根が折れている、など)、歯を支える骨の状況(歯周病で骨が下がっていないか、など)、あごの骨に骨を溶かすような病変がないか、など様々な視点からチェックをしていきます。毎回撮影するのではなく、数回おきに撮影します。2)診察
前回から今回までの間の生活での変化をお聞きします。歯やお口の悩みだけでなく、他の病気で病院を受診したことや、内服薬が変わったなど、様々な内容を確認していきます。そしてお口の中を拝見し、虫歯の有無、歯ぐきの炎症や粘膜の病気の有無、かぶせ物が外れていないか、などを確認して、記録していきます。
3)歯ぐきの検査
歯ぐきの状態としてまずは歯周ポケットの深さと出血の有無を確認します。合わせて、歯ぐきに埋もれた歯石の有無も確認します。歯の動揺について1本1本確認して記録します。
4)歯石除去
歯磨きを頑張っている方でも、磨き残しがどうしても出てきます。そこには食べかす(プラーク)が歯石となって付着します。
歯石は超音波の機械と専用器具(スケーラー)で除去していきますが、多量に付着している場合は、数回に分けて行います。
歯石を大まかに取った後は専用ブラシとペーストで細かい歯石を除去し、歯の表面をツルツルにしていきます。
5)フッ素塗布
乳歯、永久歯とも、生えてきた直後はまだ虫歯に弱い状態です。フッ素は歯を強化し、初期の虫歯も再石灰化を促進します。歯の汚れを取った後は、必要に応じてフッ素塗布を行います。
以上の処置を、虫歯や歯周病になりやすいリスクを考慮して受診間隔をご提案します。
磨き残しが多い方は2か月おき、虫歯のリスクが少ない人は3−6か月おき、などです。