池上駅前城南歯科

歯周病治療の流れを徹底解説!初心者でも安心の治療ガイド

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「歯周病治療の流れを徹底解説!初心者でも安心の治療ガイド」についてお話をしていきます。

目次

  1. まえおき:歯周病は静かに進む病気
  2. 歯周病の基本を理解しよう
  3. 治療の第一歩は「正確な診断」から
  4. 歯石除去(スケーリング)で細菌をリセット
  5. 根本治療「SRP」で歯ぐきの奥まで清掃
  6. 重度の場合に行う外科的治療
  7. 治療後の「再発予防」が成功のカギ
  8. まとめ

まえおき:歯周病は静かに進む病気

歯周病は、虫歯のように痛みが出にくいまま進行する「沈黙の病気」です。気づいたときには歯ぐきの腫れや出血、口臭、さらには歯の揺れといった深刻な症状が現れることもあります。しかし早期に正しい治療を受ければ、歯を失うリスクを大幅に減らすことができます。今回は、初めて歯周病治療を受ける方でも不安なく理解できるよう、その流れをわかりやすくご説明します。

歯周病の基本を理解しよう

歯周病とは、歯と歯ぐきの間にたまった細菌が原因で、歯ぐきや歯を支える骨が炎症を起こす病気です。進行すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失ってしまうこともあります。
原因の多くは、プラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりです。これを放置すると、歯石として固まり、通常の歯みがきでは除去できなくなります。そのため、歯科医院での専門的なクリーニングが欠かせません。

治療の第一歩は「正確な診断」から

歯周病治療のスタートは、まず現状を正確に把握することです。歯ぐきの状態を確認するために、歯周ポケットと呼ばれる溝の深さを専用の器具で測定します。さらにレントゲン撮影を行い、骨の吸収状態を確認します。これらの検査結果をもとに、軽度・中等度・重度といった進行度を判断し、治療計画を立てます。
この段階では、患者さまご自身にも口腔内の写真やレントゲン画像を見ていただき、現状を共有することを大切にしています。理解してから治療に臨むことで、不安を減らし、意識的にケアに取り組めるようになります。

歯石除去(スケーリング)で細菌をリセット

軽度の歯周病であれば、歯の表面や歯ぐきの上に付着した歯石を除去する「スケーリング」で改善が期待できます。専用の超音波スケーラーを使用し、歯石を振動で取り除きながら、細菌の温床をリセットしていきます。
スケーリング後は歯ぐきが引き締まり、出血や腫れが軽減することが多く見られます。ただし、歯石の再付着を防ぐためには、正しいブラッシング方法の見直しと、定期的なメンテナンスが欠かせません。

根本治療「SRP」で歯ぐきの奥まで清掃

中等度以上の歯周病では、歯ぐきの下に入り込んだ歯石を取り除く「ルートプレーニング(SRP)」を行います。これは歯根の表面を滑らかに整え、細菌が再び付着しにくい環境をつくる治療です。
この処置は歯ぐきの中の深い部分に及ぶため、必要に応じて局所麻酔を行い、痛みを抑えながら丁寧に進めます。治療後には一時的な歯ぐきの違和感があるものの、炎症が落ち着くと引き締まった健康な歯ぐきに戻っていきます。

重度の場合に行う外科的治療

歯周ポケットが深く、SRPでは届かないほど歯石がこびりついている場合には、外科的治療(フラップ手術)を検討します。
これは歯ぐきを一時的に開き、目で確認しながら歯根の汚れや歯石を徹底的に除去する方法です。必要に応じて骨の再生療法を併用し、失われた骨の回復を促すこともあります。
手術と聞くと不安に感じる方も多いですが、麻酔を使用するため痛みは最小限に抑えられます。術後のケアをしっかり行うことで、歯の寿命を大きく延ばすことができます。

治療後の「再発予防」が成功のカギ

歯周病は、治療して終わりではありません。最大のポイントは「再発を防ぐ」ことです。
治療後の歯ぐきは、一見健康に見えても再び細菌が増えやすい状態にあります。そのため、3〜4か月に一度の定期検診で、プロによるクリーニング(PMTC)と歯ぐきのチェックを受けることが重要です。
また、日々のブラッシングも治療と同じくらい大切です。歯ブラシの角度や圧のかけ方、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方など、個々に合わせたセルフケア方法を習得していただくことで、長期的な健康を維持できます。

まとめ

歯周病治療は、段階を追って確実に進めていくことが大切です。初期段階であればスケーリングだけで改善が期待でき、中等度以上の場合でもSRPや外科的治療によって歯を守ることが可能です。そして何より重要なのは、治療後の定期的なメンテナンスと日々のセルフケアです。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療計画を立て、できる限り痛みを抑えながら丁寧に対応しています。歯ぐきの腫れや出血、口臭などが気になる方は、ぜひ早めにご相談ください。

科医師 院長 矢端 恆秋
ご相談はこちらから → https://dental-apo.jp/net/1e7c8ae6/#select

高齢者のむし歯治療、特有の注意点と対策

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「高齢者のむし歯治療、特有の注意点と対策」についてお話をしていきます。

高齢になると、若い頃とは口の中の環境が大きく変わります。歯ぐきが下がって根の部分が露出しやすくなったり、唾液量の減少で自浄作用が弱まったりと、むし歯のリスクはむしろ高まるのです。しかし、加齢に伴う全身の健康状態や生活習慣の影響も重なり、治療を行う際には特有の配慮が求められます。今回は、高齢者のむし歯治療において特に注意すべき点と、それに対応するための具体的な対策について詳しく解説します。

目次

  1. 高齢者のむし歯の特徴
  2. 治療を進めるうえでの注意点
  3. 高齢者ならではのリスクと背景
  4. 治療後に求められるケアの工夫
  5. ご家族や介護者ができるサポート
  6. 高齢者に合った予防の新しい考え方
  7. まとめ

高齢者のむし歯の特徴

高齢者のむし歯は、歯ぐきが下がることで露出した「歯の根元」にできやすい傾向があります。根の表面はエナメル質に覆われていないため、酸に弱く虫歯になりやすいのです。また、加齢により歯の神経が細くなり、痛みを感じにくいこともあり、発見が遅れやすいのも特徴です。そのため、見た目では小さなむし歯でも内部で進行しているケースが少なくありません。

治療を進めるうえでの注意点

高齢者の治療では「体への負担を最小限に抑える」ことが大切です。長時間口を開けているのが難しい方や、心疾患・糖尿病などの持病がある方は、治療計画を細かく調整する必要があります。また、義歯を使用している場合は、義歯の安定や清掃性を考慮した治療が欠かせません。さらに、手先の動きや視力の低下で日常の歯磨きが十分に行えないことも多いため、治療だけでなくその後の管理も見据えて計画を立てることが求められます。

高齢者ならではのリスクと背景

高齢になると、服薬している薬の影響で唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥してむし歯や歯周病のリスクが増加します。特に降圧薬や睡眠薬は口腔乾燥を引き起こしやすいことが知られています。また、認知症をお持ちの方では口腔ケアが行き届かず、気づかないうちにむし歯が進行してしまうこともあります。このような背景を踏まえ、単にむし歯を治すだけでなく、全身状態や生活環境を考慮した包括的なアプローチが重要です。

治療後に求められるケアの工夫

治療後のケアが不十分だと、再びむし歯になるリスクが高まります。特に高齢者では「自分で十分に磨けない」ことが課題となるため、電動歯ブラシの導入や、磨き残しを減らす工夫が効果的です。さらに、フッ素を含む歯磨き粉の使用や、定期的なフッ素塗布も根面のむし歯予防に役立ちます。当院では、治療後も継続してサポートできるよう、定期検診とプロフェッショナルケアを組み合わせて行っています。

ご家族や介護者ができるサポート

高齢者のむし歯治療と予防には、ご家族や介護者の協力が欠かせません。例えば、毎日の口腔ケアを一緒に行う、仕上げ磨きを手伝う、通院のサポートをするなど、周囲の関わりが治療の成果を左右します。介護現場でも「食後に口をゆすぐ習慣をつける」「口腔ケア用ジェルを使用する」といった工夫が、むし歯や誤嚥性肺炎の予防につながります。むし歯治療は歯だけの問題ではなく、全身の健康を守る基盤となるのです。

高齢者に合った予防の新しい考え方

従来の「しっかり歯を磨く」だけでは、高齢者のむし歯予防は不十分です。例えば、就寝前のフッ素洗口や保湿ジェルの使用は、乾燥しやすい口腔環境に適した新しいケアの方法です。また、唾液腺マッサージやキシリトール入りのガムを利用することで、唾液分泌を促し、自然な防御力を高める工夫も有効です。最近では訪問歯科診療を利用し、自宅や施設で定期的なクリーニングを受ける方も増えています。高齢者にとって「治療よりも予防に力を入れる」ことが、将来的に歯を守り、生活の質を維持するうえで大きな意味を持つのです。

まとめ

高齢者のむし歯治療は、単に虫歯を削って詰めるという従来の発想だけでは不十分です。歯ぐきの変化や唾液の減少、全身疾患や服薬状況、さらには生活環境まで考慮した、きめ細やかな治療とケアが求められます。そして、治療の後こそ予防と管理が大切になります。当院では、患者さまの体調や生活に寄り添った治療計画をご提案し、安心して長くご自身の歯を使えるようお手伝いしています。高齢の方やそのご家族でお口の健康に不安を感じている場合は、どうぞお気軽にご相談ください。

歯科医師 院長 矢端 恆秋
ご相談はこちらから → https://dental-apo.jp/net/1e7c8ae6/#select

歯を削らない?ダイレクトボンディングのメリットとデメリット

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「歯を削らない?ダイレクトボンディングのメリットとデメリット」についてお話をしていきます。

虫歯治療や歯の見た目を整える際、「できるだけ歯を削りたくない」というご希望をいただくことは少なくありません。歯は一度削ると元には戻らないため、なるべく自然な形を残したいという気持ちは当然のことです。そこで注目されているのが「ダイレクトボンディング」という治療法です。近年、審美性や低侵襲治療への関心が高まり、この方法を選ぶ方が増えてきました。では、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

目次

  1. ダイレクトボンディングとは何か
  2. 歯を削らずに治療できる理由
  3. ダイレクトボンディングのメリット
  4. デメリットと注意点
  5. 他の治療法との違い
  6. ダイレクトボンディングが向いている人
  7. まとめ

ダイレクトボンディングとは何か

ダイレクトボンディングは、歯科用のコンポジットレジンと呼ばれる樹脂素材を直接歯に盛り付けて形を整える治療法です。従来の銀歯やセラミックのように型取りを行い、技工所で製作する必要がないため、基本的にはその日のうちに仕上がります。また、自然な歯の色に近い材料を使用できるため、治療痕が目立ちにくい点も大きな特徴です。

歯を削らずに治療できる理由

従来の治療では、詰め物や被せ物を安定させるために健康な歯を大きく削らなければならないことがありました。しかし、ダイレクトボンディングでは材料が歯の表面に強固に接着するため、削る範囲を最小限に抑えることが可能です。虫歯の部分だけを丁寧に取り除き、その部分にレジンを積層して修復するため、歯の寿命を延ばすことにつながります。

ダイレクトボンディングのメリット

最大のメリットは「歯の保存性」です。歯は削れば削るほど脆くなり、将来的に抜歯へつながるリスクも高まります。ダイレクトボンディングでは必要最小限の処置で済むため、長期的に見ても天然の歯を守る可能性が高くなります。さらに、即日で治療が完了するため、通院の負担が少ない点も魅力です。審美的にも優れており、歯の色や形を自然に再現できるため、前歯の隙間や小さな欠けを修復する際に特に効果を発揮します。

デメリットと注意点

一方で、すべての症例に万能というわけではありません。レジンはセラミックと比べると強度が劣り、噛む力が強くかかる奥歯の大きな欠損には適さない場合があります。また、時間が経つと変色する可能性があり、特にコーヒーやワインなど着色しやすい飲食物を好む方は注意が必要です。さらに、歯科医師の技術力に仕上がりが大きく左右されるため、経験豊富な医院での治療が望ましいといえるでしょう。

他の治療法との違い

セラミック治療と比較すると、セラミックは強度や変色のしにくさに優れ、長期的な安定性がありますが、歯を削る量が増える傾向にあります。一方、ダイレクトボンディングは低侵襲で費用も比較的抑えられるものの、耐久性の面では劣ります。そのため、目的やライフスタイルによって適した選択肢は変わります。患者さまのご希望とお口の状態を考慮し、最適な治療法を一緒に選んでいくことが大切です。

ダイレクトボンディングが向いている人

この治療法は、前歯のちょっとした欠けや、歯と歯の間にあるすき間を自然に埋めたい方に適しています。また、「結婚式や写真撮影など、近々イベントがあるので早く仕上げたい」というニーズにも応えやすい治療法です。さらに、「できるだけ歯を削りたくない」「治療費を抑えたいけれど見た目もきれいにしたい」という希望を持つ方にとっても有効な選択肢です。ただし、強く噛みしめる癖がある方や、大きな虫歯で歯質が大きく失われているケースでは不向きな場合もあります。そのため、診査・診断の上で適応を見極めることが欠かせません。

まとめ

ダイレクトボンディングは、「できるだけ歯を削らずに、自然な見た目を取り戻したい」という方にとって魅力的な選択肢です。即日で完了し、費用も抑えられる一方で、強度や変色の点ではセラミックに劣る部分があります。大切なのは、メリットとデメリットを理解したうえで、自分に合った治療を選ぶことです。当院では患者さま一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングを行い、最適な方法をご提案しております。気になる症状や治療のご希望があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

歯科医師 院長 矢端 恆秋
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矯正治療の始め時はいつ?年齢別のメリットと注意点

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「矯正治療の始め時はいつ?年齢別のメリットと注意点」についてお話をしていきます。

目次

  1. 矯正治療を始める最適なタイミング
  2. 子供の矯正治療:早期治療のメリットと注意点
  3. 思春期の矯正治療:成長を活かす治療法
  4. 大人の矯正治療:年齢に関係なく改善可能
  5. 矯正治療の期間と費用について
  6. まとめ

1. 矯正治療を始める最適なタイミング

矯正治療を始めるタイミングは、患者さんの年齢や歯並びの状態によって異なります。一般的には、早期に治療を始めることで、骨の成長を活かした治療が可能になり、治療期間が短縮されることが多いです。しかし、年齢に関わらず、どのタイミングでも効果的な矯正ができる場合もあります。重要なのは、適切な時期に専門医と相談し、最適な治療プランを立てることです。

2. 子供の矯正治療:早期治療のメリットと注意点

子供の矯正治療は、一般的に6歳から12歳頃が最も適した時期とされています。この時期は、歯や顎の成長が活発であるため、骨の成長をコントロールしやすく、歯並びの改善が早期に見込めます。

早期の治療によるメリットとしては、歯並びが悪くなる原因となる顎の骨の発育の偏りを防ぐことができる点が挙げられます。また、永久歯が生え揃う前に矯正を始めることで、将来的な治療の負担が軽減される可能性もあります。しかし、注意点としては、過剰な矯正が必要以上に顎の成長を制限することがあるため、慎重に治療計画を立てることが大切です。

3. 思春期の矯正治療:成長を活かす治療法

思春期は、骨の成長がまだ続いているため、矯正治療に適した時期とも言えます。この時期に矯正を始めることで、成長を活かした治療が可能となり、顎の位置を改善したり、歯の並びを整えることができます。

特に、顎の成長を促すための装置を使用することで、歯並びが改善しやすくなります。しかし、思春期は体の変化が多い時期でもあるため、治療計画には柔軟性が求められます。治療中の体調の変化や成長に合わせて、適切なタイミングで治療を調整することが重要です。

4. 大人の矯正治療:年齢に関係なく改善可能

成人になってから矯正治療を始める方も増えています。最近では、目立たない矯正装置や短期間で治療が可能な方法も登場しており、大人でも矯正治療を受けることができる環境が整っています。

大人の矯正治療は、骨の成長が終了しているため、子供や思春期と比べて治療の進行速度は遅くなることがあります。しかし、顎や歯の状態を改善するための方法は多く、しっかりと計画を立てて治療を行うことで、十分な結果が得られます。注意点としては、歯を動かす力が強くなるため、治療中に痛みを感じることがありますが、適切なケアと医師との連携を大切にしましょう。

5. 矯正治療の期間と費用について

矯正治療にかかる期間は、患者さんの年齢や歯並びの状態によって異なります。一般的に、子供の矯正治療は2~3年、成人の場合は1年半~3年程度かかることが多いです。治療の内容によっては、短期間で治療が完了する場合もありますが、長期的な改善を目指す治療では、より時間がかかることがあります。

費用についても、矯正治療は保険適用外の治療であるため、一般的に高額になることが予想されます。治療方法や使用する装置の種類によって費用は異なりますが、一般的には50万円以上の費用がかかることが多いです。しかし、分割払いやローンを利用できる場合もあるため、事前に費用について医師に相談することをお勧めします。

6. まとめ

矯正治療を始めるタイミングは、患者さんの年齢や歯の状態により異なりますが、子供のうちに早期治療を始めることで、治療がスムーズに進むことが多いです。思春期や大人になってからの矯正治療も十分効果的ですが、治療の進行速度や期間については個別に調整が必要です。どの年齢でも改善が可能なので、自分にとって最適なタイミングで矯正治療を始めることが重要です。

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インプラント治療とは?メリット・デメリットを徹底解説!

東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「インプラント治療とは?メリット・デメリットを徹底解説!」についてお話をしていきます。インプラント治療は、失った歯を補う方法の中でも特に注目されていますが、その治療法について十分に理解している方は少ないのではないでしょうか。今回はインプラントの基本的な情報から、メリット・デメリットまでを分かりやすく解説します。


目次

  1. インプラント治療とは?
  2. インプラント治療のメリット
  3. インプラント治療のデメリット
  4. インプラント治療の適応症と注意点
  5. インプラント治療を成功させるために重要なこと
  6. まとめ

1. インプラント治療とは?

インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込んで、その上に人工歯を取り付ける治療法です。人工の歯根(インプラント体)は、チタン製の小さなネジのような形状をしており、顎の骨にしっかりと固定されます。その上に、人工の歯を装着することで、見た目も機能的にも元の歯のように使用できるようになります。

インプラントは、入れ歯やブリッジとは異なり、周囲の歯に負担をかけずに、独立した歯として機能します。これが大きな特徴であり、多くの患者さんに選ばれる理由となっています。

2. インプラント治療のメリット

見た目が自然

インプラント治療の最大のメリットの一つは、見た目の自然さです。インプラントの人工歯は、天然歯とほとんど見分けがつかないほどの美しさを持っています。人工歯の色や形状は、個々の患者さんに合わせてカスタマイズされるため、他の歯と調和し、非常に自然な仕上がりになります。

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食事や会話が快適

インプラント治療を受けた後は、食事や会話が非常に快適になります。入れ歯のように外れたり、ズレたりする心配がないため、食べ物をしっかりと噛むことができ、会話の際にも違和感がありません。これにより、生活の質が大きく向上します。

骨の健康を守る

インプラント治療は、顎の骨を刺激して健康を維持する効果があります。歯を失うと、顎の骨は次第に減少していきますが、インプラントは骨に直接埋め込まれるため、骨の減少を防ぎ、顎の健康を守る役割も果たします。

3. インプラント治療のデメリット

手術が必要

インプラント治療は、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術を伴います。そのため、手術に対する不安や恐怖心を持つ方もいらっしゃるかもしれません。ですが、現代の技術では、手術は非常に安全で、痛みを最小限に抑えることができます。

治療費が高額

インプラント治療は、他の治療法に比べて高額になります。これは、材料費や手術費用、治療にかかる時間などが影響しています。ただし、長期的に見ると、入れ歯やブリッジよりもメンテナンス費用が少なく、耐久性が高いという点でコストパフォーマンスが良いとも言えます。

治療期間が長い

インプラント治療は、治療が完了するまでに時間がかかります。手術後に骨とインプラントがしっかりと結合するまで、数ヶ月の期間が必要です。そのため、即日で完了する治療法ではなく、治療期間が長くなる点はデメリットとして挙げられます。

4. インプラント治療の適応症と注意点

インプラント治療が適応されるのは、基本的に顎の骨が十分にある患者さんです。骨が少ない場合でも、骨を再生する手術を行うことでインプラント治療を受けることができる場合もあります。ただし、糖尿病や心疾患などの病歴がある場合には、治療が難しいこともありますので、担当医とよく相談しましょう。

5. インプラント治療を成功させるために重要なこと

インプラント治療を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。まず、手術後のケアをしっかりと行うことが重要です。定期的な通院とメンテナンスを行うことで、インプラントの寿命を長く保つことができます。また、喫煙を避けることや、健康な食生活を維持することも成功の鍵です。

6. まとめ

インプラント治療は、失った歯を補うための優れた方法ですが、手術が必要であることや治療費が高額であることなど、いくつかのデメリットもあります。それでも、見た目の自然さや食事・会話の快適さ、骨の健康を守る効果など、多くのメリットがあります。治療を受ける際は、医師と十分に相談し、信頼できるクリニックで治療を受けることが重要です。

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義歯の種類と選び方:入れ歯、ブリッジ、インプラントの違い

まえがき

東京都大田区にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「義歯の種類と選び方:入れ歯、ブリッジ、インプラントの違い」について詳しくお話しします。歯を失った場合、どの治療方法を選ぶべきか悩む方は多いです。代表的な方法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。それぞれの特徴と違いを理解し、ご自身に最適な方法を選びましょう。

目次


1.入れ歯(義歯)の基本
2.ブリッジの特徴
3.インプラントの特長
4.それぞれの治療法の利点と欠点
5.義歯の選び方
6.まとめ

1.入れ歯(義歯)の基本


入れ歯は、欠損した歯を補うために使用される義歯の中でも、長い歴史を持つ方法です。部分入れ歯と総入れ歯の2種類があり、部分入れ歯は失われた一部の歯を補うもので、残っている健康な歯に金属の留め具で固定します。総入れ歯は、すべての歯を失った場合に使用するもので、歯ぐきに吸着させて使用します。

入れ歯の大きな特徴は、比較的低価格で提供でき、保険適用される場合が多いことです。取り外し可能で清掃も簡単ですが、自然の歯と比べると装着感が劣ることがデメリットとして挙げられます。また、長期間使用すると顎の骨が痩せることがありますので、定期的な見直しが必要です。

2.ブリッジの特徴


ブリッジは、欠損した歯の両隣の健康な歯を支えにして、人工の歯を橋のように架ける方法です。支えとなる歯を削り、その上に人工の歯をかぶせるため、隣接する健康な歯に影響を与える点が特徴的です。

ブリッジは、治療が比較的短期間で終了し、自然な見た目と噛み心地が得られるのが魅力です。しかし、支えとなる歯を削るため、健康な歯に負担がかかる可能性があります。また、周囲の歯が虫歯になりやすいリスクも考慮する必要があります。

3.インプラントの特長


インプラントは、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける方法です。インプラントは、まるで自分の歯のような見た目と機能を持ち、自然な噛み心地を実現できます。周囲の健康な歯に影響を与えないため、非常に人気の高い治療法です。

インプラントは長期間使用が可能で、しっかりとした安定感を提供します。しかし、手術が必要であり、顎の骨が十分にあることが前提となります。また、費用が高額であり、保険適用外の場合が多い点もデメリットです。

4.それぞれの治療法の利点と欠点


入れ歯の利点は、保険適用で治療費が抑えられることと、取り外しが可能で清掃しやすい点です。しかし、装着感が自然の歯に比べて劣り、長期間使うと顎の骨が痩せるリスクがあります。

ブリッジの利点は、比較的短期間で治療が終了し、見た目が自然であることです。ただし、支えとなる健康な歯を削るため、負担がかかり、虫歯のリスクも増加します。

インプラントの最大の利点は、自然な見た目と噛み心地を提供できることです。長期間使用でき、メンテナンスをしっかり行えば、ほぼ自分の歯のように機能します。しかし、高額な治療費がかかり、手術が必要であるため、顎の骨が弱い方には適用が難しい場合があります。

5.義歯の選び方


義歯の選び方は、いくつかの要素を考慮して決定することが大切です。まず、経済的な負担を考えると、保険適用の入れ歯やブリッジが選ばれやすいです。また、見た目を重視する場合は、インプラントが最も適しています。

さらに、義歯の選択には長期的な使用感も考慮する必要があります。しっかりと噛みたい方や、長期間使用する予定の方には、インプラントが向いていますが、手術を避けたい方やコストを重視する方には入れ歯が適しています。

最後に、体調や健康状態も重要なポイントです。インプラントは手術が必要なため、健康状態が良好であることが前提です。医師と相談し、最適な方法を選ぶことが重要です。

6.まとめ


今回のブログでは、「義歯の種類と選び方:入れ歯、ブリッジ、インプラントの違い」についてお話しました。それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあり、ご自身の生活スタイルや要望に合った方法を選ぶことが大切です。どの方法が最適か悩んでいる場合は、ぜひ当院にご相談ください。私たちと一緒に、最適な治療法を見つけ、快適な生活を送れるようサポートいたします。

歯科医師 院長 矢端 恆秋

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