東京都大田区東急池上駅前にある池上駅前城南歯科の院長、矢端恆秋です。今回は、「痛みを感じないむし歯治療法とは?現代歯科医療の進化」についてお話をしていきます。
目次
- むし歯治療に「痛み」はつきものだった時代
- なぜむし歯治療は痛いのか?その理由
- 現代の歯科医療が実現する“無痛治療”とは
- 痛みを最小限に抑えるための具体的な技術
- 無痛治療に向けた当院の取り組み
- 「怖くない歯医者」は可能なのか?
- 最後に
むし歯治療に「痛み」はつきものだった時代
かつて「歯医者=痛い場所」というイメージを持っていた方は少なくありません。実際に、昔のむし歯治療では麻酔の技術も未発達で、キーンという音とともに歯を削られながら、身体をこわばらせていた記憶を持つ人も多いでしょう。しかし現在は、歯科医療の進歩により「痛みのない治療」を提供することが現実的になってきました。これまで痛みを我慢して通院を避けていた方にとって、大きな変化と言えます。
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なぜむし歯治療は痛いのか?その理由
むし歯治療で痛みを感じる原因は主に3つあります。1つ目は、むし歯が神経に近い場所まで進行している場合。神経に触れると強い痛みを感じます。2つ目は、麻酔がうまく効いていない場合。そして3つ目は、歯を削る際の振動や熱が神経を刺激してしまうことです。どれも患者さんにとって大きなストレスとなりますが、これらの要素に対して現代の歯科医療では的確な対策がとられるようになっています。
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現代の歯科医療が実現する“無痛治療”とは
無痛治療といっても、実際には「まったく何も感じない」というわけではありません。ただし、痛みや不快感をほとんど感じずに治療が受けられる技術や工夫が、今では標準になりつつあります。代表的なのが「表面麻酔」の使用です。麻酔注射の前にジェル状の麻酔を歯茎に塗ることで、針が刺さる感覚すらわからないようにできます。また、使用する麻酔薬の種類や注入速度にもこだわり、体への負担を最小限に抑えることで、より快適な治療を可能にしています。
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痛みを最小限に抑えるための具体的な技術
具体的な無痛治療の技術として、まず注目すべきは「電動麻酔器」の存在です。これにより麻酔薬を一定の圧力でゆっくりと注入できるため、急激な膨張による痛みが防げます。また、「極細の麻酔針」の採用によって、針が刺さる瞬間の刺激も大幅に軽減されています。さらに最近では、レーザー治療やエアアブレーションと呼ばれる空気の力を使ってむし歯を除去する機器も導入されつつあります。これらは歯を削る音や振動が少なく、患者さんの恐怖心を和らげるうえでも非常に効果的です。
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無痛治療に向けた当院の取り組み
池上駅前城南歯科では、すべての治療において「痛みを抑えること」を大前提に設計しています。治療前のカウンセリングでは患者さんの不安を丁寧にお聞きし、その方に合った麻酔方法や治療計画を立てています。特に痛みに敏感な方や、過去に歯科治療で嫌な思いをされた方には、リラックスできる環境づくりにも力を入れています。治療中はこまめに声かけをしながら、少しでも違和感があればすぐに対応できる体制を整えていますので、安心して治療に臨んでいただけます。
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「怖くない歯医者」は可能なのか?
「歯医者が怖い」「治療が不安」と感じるのは、自然な感情です。しかし、そうした恐怖の多くは「痛み」と「わからなさ」に起因しています。だからこそ、当院では「わかりやすい説明」と「痛くない治療」の両立を大切にしています。目に見える資料や模型を使って治療内容をご説明し、納得の上で進めていくことで、心理的な不安も軽減されます。現代の歯科医療は、患者さんとの信頼関係の上に成り立つ時代です。ただ治すだけではなく、「安心して通える歯科医院」であることが、私たちの使命だと考えています。
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最後に
むし歯治療=痛いというイメージは、もはや過去のものとなりつつあります。現代の歯科医療では、麻酔技術の進化や新しい治療機器の導入によって、痛みを感じにくい治療が可能になっています。当院でも無痛治療に積極的に取り組み、患者さんが安心して通える環境を整えています。歯の治療に対して不安や恐怖を抱いている方も、ぜひ一度ご相談ください。あなたの「治したい」「でも怖い」という気持ちに寄り添い、できる限り快適な治療を提供してまいります。
歯科医師 院長 矢端 恆秋
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